1 さらなる福祉施策の充実を
[質 問 要 旨]
障がいのある方、ひとりひとりの願いを大切にし、誰もが社会の一員として、真に地域の中で安心して、生き生きと笑顔で暮らしていく事が出来る様に、本市においても、第7期廿日市市障がい福祉計画や第3期廿日市市障がい児福祉計画など関連する計画に沿って、様々な事業が行われている。全ての市民が、かけがえのない個人として、相互に尊重しあいながら共生できる社会の実現を目指し、以下の点を問う。
【声】ある家族会の方から、自分たちだけで全ての事業を行うには限界がある、との声を頂きました。
(1)はつかいち福祉ネットには、当事者団体として、様々な団体や組織、家族会などが登録されている。これらの団体の運営等における個々の課題を、どの様に把握しているのか。
(2)また、その課題解決のために、市として今後必要な支援を行って行くことは可能か。
【声】発達障害のお子さんを持つ保護者の方から、小学校入学前に、様々な困りごとがあり、大変な思いをされたご経験について伺いました。
【背景】 発達障害は、その特性への気づきの困難さから、周囲から「親の子育てのせい」、「本人の努力不足」などの誤解を受けやすいことが示されている。また気づきの時期から相談支援や診断までの期間が長いことも指摘されている。発達障害のあるお子さんを育てる保護者の皆さんについては、養育ストレス、不安、孤立感など様々な心理面の支援ニーズがあり、本人への支援はもちろん、家族への支援のしくみが早期から整備されることが望まれる。
(3)幼稚園や保育園に通う児童が、発達障害の可能性ありと判断された際に、保護者へ受診勧奨する時期は、現状で良いと考えているか。
(4)すべてが初めての保護者は不安な気持ちでいっぱいである。常に寄り添った支援が必要と考えるが、情報提供のあり方など、十分な支援ができているか。
(5)保護者に対しての心理的なサポートは十分か。
(6)普通学級と支援学級、学校現場と児童会、学校現場と放課後等デイサービスなどの連携は十分に図れているか。
(7)教育現場において、発達障害についての知識をupdateするための講習などは、定期的に開催されているか。
2 アクセシブルツーリズムの推進を
【声】旅行する際に、身体的に困難がある方を、医療従事者としてボランティアとしてサポートされている方から話を伺いました。
[質 問 要 旨]
2023年の宮島への来島者数は465万2252人で、過去最多だった19年と比較し5091人少なかったものの、史上2番目に多かった。21年比で2.5倍、22年比で1.6倍に増え、新型コロナウイルス禍前の水準に戻っている。
廿日市市観光振興基本計画では、「一流の国際観光拠点を目指す宮島と地域色豊かな交流地域を目指す市内各地域をつなぐ」とある。一流の国際観光拠点を目指すためには、利便性の向上、混雑緩和、トイレやWi-Fiなどの整備、ゴミ問題、英語表記などは当然のこととし、さらに推進していくべき課題があると考え、以下の点を問う。
(1)年齢や性別、国籍や障がいの有無などに関係なく、誰にも優しく、誰もがどこへでも行くことができるアクセシブルツーリズムを可能とするために、現状の課題をどの様に捉えているか。
(2)課題解決のために、今後どのように計画的に取り組んでいくか。
*写真:廿日市天満宮から望む宮島、です。